平成の記憶 地域:日本全国刀剣のおわすところ

刀と旅行と二次萌えはワイのガソリンじゃ〜(ハイオク)

刀の勉強の方向性、スタンスについて

 

ここを見てなにかの参考にしてくださったり、なーんて方がいらっしゃらないとも限らないので、私の現在の刀に対するスタンスについて書いておこうと思います。当ブログを閲覧なさる際のご参考まで。

 

※2016年5月現在、勉強の方法を変更しております。

詳しくは以下の記事にて↓

きっかけは、会津兼定でした ~4.22兼定事件~ - 平成の記憶 地域:日本全国刀剣のおわすところ

 

 

刀の三要素

 

刀には三要素ありまして〜、なんてことがよく言われます。

 

  • 武器=実用品としての要素
  • 美術品としての要素
  • 精神的要素

 

刀を見て怖い、と感じる方は武器としての要素を強く感じていて、美しいな、と感じる方は美術品としての要素を強く感じ取っているというわけです。

 


さて、あなたが初めて刀を見た時、一体どう感じましたか?

 

これはこれで個人的にとても興味深いので、コメントやらTwitterやらで教えて下さるとたいへん喜びますが、それはともかく、私は

 

刀って、面白!

 

と感じました。

当時も、ゴザを切るのに使った経験のある今現在でも怖いとは特に感じないのですが、美しいとも最初は特に思いませんでした。


ただ、「なんかよくわからないけどいろんな要素が含まれてて多面的に楽しめるポイントがあって面白そうだぞこれ」 と感じたのです。

 

その後、いわゆる丁子やらのたれやら、そういった基本的初歩的な表現に収まりきらない芦葉江の刃文を目にし、そこで一気に私の興味は「刀身鑑賞」に収束しました。

 

なんだこれは、と。

なんて表現していいのか全くわからんぞ、と。

 

でも、長い日本刀鑑賞の歴史、もしかしたらこれを表現する言葉があるのかもしれないし、そもそも衝撃を受けたほどこれは特殊なものではないのかもしれない…?

 

そんなようなことを考えました。
そこで私は何故か、「本を読んで勉強しよう」ではなく、「たくさんの刀を見て経験値を積もう」となったのでした。 (※何故かもクソも本を読むのが苦手だからです笑)

 

 

というわけで

 

私は現在、

  • 姿、刃文、肌、働きをちゃんと見ることができるようになる (できれば様々な環境下でも)

 

という基本の基本に集中して学ぼうとしておりまして、例えばある刀工の作風の変遷やら系図、銘について、拵について、この刀の謂れは、誰が誰に贈って〜とかそういったようなことには、今はまだ敢えて手を出さないようにしております。


もちろん、教えていただけるのはとても楽しいですし、その場合はそれを理解・記憶しようと努めるのですが、自分から文献などにあたったりは今はしないということです。
なので、そのあたりを求めていらっしゃる方には全くご参考にならないと思います。まだそういうレベルに達していないので。

 

例えばですよ、こういう形の丁子を焼く癖が師匠から弟子に受け継がれている、とかいう事実を知ったって、「こういう形の丁子」をまずもって自力で見分けられなければあまり意味がないのではと思いますし、私はその「こういう形の丁子」をきっと見分けられないのです、まだ。

 

銘を伏せた状態で、予備知識なくぽんとそれがあったとしてもわかる。

 

そういうものに私は成りたいんですけれどまだまだ先は長いです。今はまだ刀そのものではなくて研ぎを見ている状態か、なんなら研ぎすらも見えていない状態ですから。

 


あ、あと、傷やら研ぎ減りやらについてもやたら気にしていると思われるかもしれませんが、それも刀身に現れていること全てが知りたい一心です。

いわゆる欠点を粗探しするような気持ちで見ている訳ではありません。というか今の私程度にいいも悪いもわかりません。

 

これは余談かつ憶測ですが、刀は美しいもの、あるいは美しくあるべきもの、という考えの裏には「美しくなければ刀でない」があったりもするのかなあなんて思いました。


そういう方からするともしかしたら、刀の欠点をわざわざ探してそこばっかり見るなんて、と思われるのかも知れません。

 

でも、私は最初、刀って面白〜!と思ってしまったので、ふくれも研ぎ減りも匂い切れも、そのすべてがただただ面白いのです。

数打ちも国宝も、電解鉄でも鋳造でも、もうなんでも面白いし、好きなのです。いい悪いなんて考えていません。

良し悪しなんてものが今の私のレベルでわかるわけないし、一般的にはよいと言われていようが悪いと言われていようが面白ければどうでもいいのです。

 

そんな感じで、一般的には欠点と表現されるものだとしても、私はどちらかというとある種の働きのような扱いで勉強・拝見しているので、そのあたりご理解下さいませ。

 

 

刀を拝見しに遠出することについて

 

あと、いろいろなところに出かけているのは、どんな環境下でもちゃんと刀身を鑑賞できるようになりたいからです。
もちろんただの旅行好きであることも理由の一端を担いますが、刀についてはそういった目的ででかけています。

 

・・・あとはオタクとしましてはゲームに実装されているキャラの元ネタの刀剣についてはキャラ解釈の一助になるかな、なんて下心のある目で見ていたりもするのですが、それはひとまず置いておきます笑

 

 

アドバイスをいただいたのですが、刀が見られるようになるには

  • 一定の同じ環境で見ることに慣れてしまう
  • いろいろな環境で見てみる

 

の二種類があるのだそうです。

 

 

前者は近場での勉強会・鑑賞会に参加することで、後者は各地の展示を拝見しに出かけることで経験値を増やしていきたいなあと思っています。

 

 

まとめ

 

なんというか、今ここにある物体=刀をまずは物理的に理解したいのですね私。
最初から物体を通り越して、その先にある逸話や伝説という名のデータに目をやるんじゃなくって。

 

そのあたりのことも調べ出したらすっごく面白いんだろうな~とは思いますし、頭のいい方はそちらでの知識を実際の刀身と結び付けてさらに目を肥やしたりできるのだと思うのですが、いかんせん私のキャパが小さいため、このあたり自分で意識して目的を絞らないと虻蜂取らずになってしまいがちなので、ひとまずはこういうスタンスで勉強していくつもりでおります。

 

あとは私が元々歴史の知識が全くありませんで、そちら側から攻めていくと結局そちらも勉強しながらになってしまうということも理由としてあります。

おそらく皆さん元々歴史の知識がおありだから、そういったところからの方が入ってきやすいのですよね。

 

刀の世界に長年いらした方がおっしゃっていたのですが、やっぱり刀の世界、刀身そのものというより歴史の方から入ってこられる、そちらの側面により興味のある方が昔から多いのだそうです。

私のように興味の対象が刀身に収束しているのはむしろ珍しいのだそうで。

 

なので、私は歴史を全く知らないし、周囲がそういう楽しみ方をしてらっしゃる方ばかりでついていけないことにとてもコンプレックスを感じていたのですが、それを話したらその方に、

 

   「刀が好きでしょう」

 (私) 「はい」

   「じゃあそれでいいんですよ」

 

って言っていただけて、あっ私の今の興味の方向のまま進んでいいのかなーなんてちょっと思えるようになってきたので、こんな記事を書いてみました。