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平成の記憶 地域:日本全国刀剣のおわすところ

刀と旅行と二次萌えはワイのガソリンじゃ〜(ハイオク)

ゴザ切り(3回目)雑感

多分8割巻を13本くらい切らせていただいた。
寒かったのでおそらく硬め。最終的に4時間くらいは水漬けたのかな?
かなり久々。3ヶ月近く切ってない。
  • 忠次
  • 血まみれ
  • 薄くて軽くて細身でちょい反りあるやつ
の3口で多分1/3ずつくらい切らせていただきましたけど、いや〜感覚忘れますね
忠次は初めてだったけど、それに似てる(らしい)、前はあんなに切りやすかった血まみれちゃんでも全然切れなかった。
 
感触硬いとは感じなかったのですが、切りきれなかったというか、途中までは割といい感じに入るし、刃筋刀線もおかしくない。んですけどゴザを抜けてくれないんですよね。
途中で刃が止まっちゃう。
 
今回は最後の軽い刀が一番切りやすかったんですけど、これを持って思った。
軽さゆえにうまく力を抜けたから切れたんではないかと。
今まで割と何も考えず刀に任せて切ってもらうのが得意だったから切れていたと思うんですね。
私は能動的に切ってはいないわけです。
ぜーんぶ刀にお任せして切ってもらう。
 
それが、今回忠次は血まみれちゃんと比べてどうかな、とか感じとらないといけないと思っちゃって雑念と力が入って切るわけですよ。
 
やっぱり切る前一端落ち着いて思考を停止して、何も考えずに刀を振り下ろせるようにならないといけないなと思いました。
 
のちのちもっと早く切るようになるとそんなぼーっとした状態ではよくないのかもしれないですけど、とりあえず今のように一太刀一太刀なんとか切ってる状態では雑念も力も抜いた方がまだよさそうかな。
 
あとは、反りがあるので押し込むように(=普通に袈裟切りして切っ先が少し上にあがる状態ではなくて、刀身がより水平になるように、切先がより下がるように手首を使う)というアドバイスもいただくんですけれど、これも意識すると逆に力を抜くというところから離れちゃうので難しいなあ。
押し込むと右手の握りが甘くなるのもちょっと怖い。刀がすっとんでいきかねないし。
これは握力と手首の柔らかさの問題かな。
 
それからやっぱり抜刀納刀全然できてないのでもっと練習しなければいけないんですが、帯がないから差せないという事態になりまして、せめて帯は買おうと思ったのでした。
 
 あと相変わらず気づくと膝が伸びているぞ~ゆるめてゆるめて
 
 

忠次について

 
銘 佐国忠次
昭和の肥前の刀工の作ですね。というかここ見れば解説も押形もあるんでここ見て…
あと忠次の経歴みたいなのも調べてらして面白いです。
 
切る用に研いじゃってるので鍛えとかは全然見えないんですけど、一部きらきらした粒のようなものがありそうな気配があったりするし匂口もきれいそうな感じはする!
全体ごくごくわずかのたれる直刃なんですけど、1箇所ぴょこっと山になってるのが特徴です

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これ、「節(ふし)」と言い、特に美濃の末関の直刃の上手な刀工に見られるんだそうです。
形としては尖り互の目。
 
 
なぜ?
 
刀に詳しい方に聞いてみました。
  • 来国俊に近い作風の短刀を、ただの物まねと見られないようにわざと焼いた
  • そういう手癖
という可能性があるそうです。
で、この刀、昭和の刀なのですが、戦前は美濃物が流行したのだそう。
 
この忠次の節は、見た目通りわざとと考えられますが、節を焼いた理由としては二種類、
  • 前述の末関の刀工のものを真似た
  • 直刃を焼くのが上手だった師匠の堀井俊秀=師匠の物まねになっちゃわないためにわざと?
とこれまた二種類が考えられるのだそうです。
面白いなあ。
 
もう一口、めちゃくちゃよく切れた刀についても今度うかがってこようと思います。
今日はこのへんで。